
魔王様、リトライ!
著 者:神崎黒音氏/イラスト:緒方剛志氏・飯野まこと氏
出版社:双葉社
ラノベ:既刊10巻
漫 画:既刊14巻(リトライ 5巻/リトライR 9巻)(2025年3月時点)
その他:2016年10月10日から小説投稿サイト「小説家になろう」にて連載開始。2017年の第5回ネット小説大賞で金賞を受賞し、同年からモンスター文庫(双葉社)で文庫として書籍化され、2018年にはMノベルス(同社刊)より新装版が単行本として刊行されている。「次のヒット作はこれだ! 新作ラノベ総選挙2018」(ブックウォーカー)では9位を獲得している。2024年9月時点で電子版を含めたシリーズ累計部数は222万部を突破している。略称は「まおリト」。
(Wikipediaより引用)
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超個人的な感想!
1. 基本情報
- タイトル:魔王様、リトライ!
- ジャンル:ファンタジー、異世界転生、冒険
- 放送年・話数:2019年7月~9月/全12話
2. あらすじ
ゲーム開発者の大野智は、自身が運営するオンラインゲームのラスボス「魔王・九内伯斗」としてログインしていたが、突然異世界へと転移してしまう。彼が降り立ったのは、ゲームの世界とは異なる未知の異世界。そこで出会ったのは、足が不自由な少女・アク。彼女は悪魔に追われており、九内は売られたケンカに対して正面から立ち向かうことを選ぶ。しかし、その力は異世界の住人たちに「魔王」として恐れられることに。聖女や国家の脅威として批判されながらも、九内はアクと共に旅を続ける。持ち前の知識とカリスマ性で仲間を増やしながら、異世界での地位を確立していく九内だったが、次第にこの世界の秘密が明らかになっていく。

3.主要キャラクター紹介
九内伯斗(くないはくと)(声:津田健次郎)
- 声優:津田健次郎(つだ けんじろう)
- 性格・特徴:魔王として異世界に転移した主人公。圧倒的な強さを持ちつつも冷静沈着で知的。カリスマ性があり、部下や仲間を惹きつける。

アク(声:高尾奏音)
- 声優:高尾奏音(たかお かのん
- 性格・特徴:九内と出会う足の不自由な少女。純粋無垢な性格で、彼を慕う。九内の行動に影響を受け、次第に自分の意志を持つようになる。

ルナ・エレガント(声:石原夏織)
- 声優:石原夏織(いしはら かおり)
- 性格・特徴:聖女の一人でプライドが高く勝ち気な性格。九内に最初は敵対心を抱くが、次第に彼の実力を認めるようになる。

キラー・クイーン(声:戸松遥)
- 声優:戸松遥(とまつ はるか)
- 性格・特徴:もう一人の聖女で戦闘狂。力を求める一方で、情に厚い一面も持つ。九内(霧雨零)の強さに興味を抱く。

エンジェル・ホワイト(声:豊崎愛生)
- 声優:豊崎愛生(とよさき あき)
- 性格・特徴:聖女の中でも特に知性派で、戦略に優れた存在。九内を警戒しながらも、彼の動向を冷静に見極めようとする。

4. 世界観・設定解説
本作の舞台は、剣と魔法が存在する典型的なファンタジー異世界。人間と魔族が存在し、聖女たちが秩序を守る一方で、悪魔や魔王といった強大な存在が混在している。九内伯斗はゲームの魔王として転移したため、異世界の常識を超えた圧倒的な力を持つが、それゆえに国家や宗教勢力から脅威として見られる。異世界では経済や技術が未発達であり、九内は現代知識を活用しながら影響力を拡大していく。
5. 魅力的なポイント
主人公のカリスマ性とユーモア
九内伯斗は圧倒的な強さを持つ魔王でありながら、冷静沈着で知的な人物。さらに、場の空気を読んでユーモアを交えた言動を取ることが多く、そのカリスマ性が物語を引き締めている。異世界での文化や価値観の違いを巧みに利用しながら、人々との関係を築いていく様子が見どころの一つ。

現代知識を駆使した異世界開拓
九内は元ゲーム開発者という経歴を活かし、異世界での生活を効率化していく。衛生環境の整備や商業の発展、組織運営など、彼の現代知識を活用した戦略が展開される点が興味深い。異世界における新たなビジネスモデルや政策が、どのように社会に影響を与えていくのかも注目ポイント。

個性豊かなキャラクターたち
ヒロインのアクをはじめ、聖女たちや敵対する勢力のキャラクターが、それぞれに個性を持って物語を盛り上げる。特に聖女たちは九内との関係性が変化していき、敵対から協力へと移る過程が面白い。バトルだけでなく、彼らの成長や人間関係の変化も物語の重要な要素となっている。

6. 作画・演出・音楽の特徴
作画:キャラクターデザインはシンプルながら、表情の描写に工夫が凝らされ、コメディシーンやシリアスシーンのメリハリがついている。アクションシーンに関しては動きが控えめで、迫力には欠ける部分があるが、背景美術は異世界の雰囲気をしっかりと演出しており、視聴者が作品の世界に没入しやすい作りになっている。
演出:物語のテンポは比較的スムーズで、コメディ要素とシリアスな展開がバランスよく配置されている。特に九内のカリスマ性を引き立てる演出が多く、彼のセリフ回しや立ち振る舞いが視聴者に強い印象を与える。対話シーンではキャラクターの表情変化を活かした演出が多用され、緩急のある展開が楽しめる。
音楽:オープニングテーマ「TEMPEST」は、作品の世界観にマッチしたアップテンポな楽曲で、異世界転生の冒険感を盛り上げる構成となっている。一方、エンディングテーマ「NEW」は静かで落ち着いた雰囲気の楽曲で、各エピソードの余韻を引き立てる役割を果たしている。BGMも場面ごとに適切に使い分けられており、緊迫感のある戦闘シーンや和やかな日常シーンの雰囲気を際立たせる。
7. 原作との違い
アニメ版は原作小説や漫画版と比較して、いくつかの改変や省略が見られる。特に、アニメでは物語のテンポを重視し、原作の一部エピソードが短縮されている。キャラクター同士の掛け合いも原作より簡略化されており、九内伯斗の戦略的な思考や政治的な要素がやや軽減されている。また、アニメ版の作画はシンプルなため、原作イラストの緻密な描写とは異なる印象を受ける点もある。原作の重厚な設定をそのまま再現するのは難しかったものの、アニメ独自のテンポ感とギャグ要素が追加され、よりライトに楽しめる作品へと仕上がっている。
8. 評価・レビュー・感想まとめ
世間の評価
- 高評価のポイント:主人公・九内伯斗のカリスマ性や冷静沈着な性格が視聴者から高く評価されています 。特に津田健次郎(つだけんじろう)さんの演技が作品の魅力を感じています 。
- 低評価のポイント:作画のクオリティが低く、戦闘シーンの迫力不足が指摘されています。ストーリー展開が遅く、終盤の内容の薄さが気になる、という声もあります。
※この記事の評価は、筆者がSNSの投稿やレビューサイトの意見をもとに整理したものであり、特定の作品や個人を中傷する意図はありません。
個人的な感想
『魔王様、リトライ!』は、異世界転生アニメの中でも気楽に楽しめる作品って感じ。正直に言うと作画はちょっとだけ雑な感じはしたけど、それが逆に不思議な味わいを生んでてクセになる感じがある。主人公の九内伯斗がクールで圧倒的な力を持っているのに、ふと見せるお茶目さや日常のユーモアが絶妙に面白い。彼が現代の知識を巧みに使って異世界の住人たちを驚かせるシーンが特に印象的で、毎回そのギャップが楽しみだったな。
ストーリー自体はシンプルだけど、その分深く考えすぎずに気楽に見られるのがいいところ。聖女たちや周囲のキャラクターたちも個性豊かで、彼らとのやり取りが毎話笑わせてくれたりほっこりさせたりしてくれた。ただ、物語のテンポがちょっと遅い部分もあって、もっと勢いがあってもよかったかも。でもそのゆるさも含めて、この作品の独特な魅力になっていると思う。
続編も『魔王様、リトライR!』ということ放送されているので、また九内伯斗の新たな冒険や、キャラクターたちのさらなる活躍が見れると思うと期待が膨らむ!

魔王様、リトライ!R公式 公式YouTubeチャンネルより引用
9. 関連作品・似ているアニメ
1.『慎重勇者~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~』(異世界転生×コメディ×最強主人公)
共通点:主人公が圧倒的な力を持ち異世界を冒険する点や、主人公の性格や行動がコミカルに描かれ、緊迫感ある場面も笑いに変える軽快さが魅力。

2.『オーバーロード』(圧倒的な強者視点のダークファンタジー)
共通点: 現実世界から異世界へと転移した主人公が、強大な力を持つ存在として君臨し、圧倒的な力で世界を支配しながらも、人間性を試される物語が描かれる。

3.『はたらく魔王さま!』(異世界×コメディ×日常)
共通点:魔王としての力を持ちながらも、周囲とのギャップや日常的なシーンでのコメディ要素が魅力的な作品。

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10. 今回ご紹介したアニメの書籍関係
ライトノベル
漫画・コミックス
作品概要にて紹介した漫画・コミックスはコチラになります。
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【OPテーマ】
曲名:「TEMPEST」
歌手:石原夏織
ぽにきゃん-Anime PONY CANYON 公式YouTubeチャンネルより引用
曲名:「NEW」
歌手:東城陽奏
東城陽奏 Official YouTube Channel 公式YouTubeチャンネルより引用
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